韓国で手に入りにくい食材15選

こんにちは。韓国在住9年目、tokoです。
今回は、日本では身近だけど韓国で手に入りにくい食材についてご紹介します!

韓国生活が長いと言っても、普段触れるメディアは日本語がほとんどの私。

料理レシピの検索ももちろん日本語なので、必然的に日本の家庭料理が検索結果にバーッと出てくるのですが…

韓国では手に入りにくい食材がチラホラ。。。

手に入りにくい順にご紹介してみようと思います。

筆者(toko)
筆者(toko)

釜山に住んでいる私の個人的な意見ですので、もしかしたら他の地域等で「普通にあるよ!」というものもあるかもしれません(だとしたら羨ましい!)
 ですので、「へぇ~そうなのかな」ぐらいで楽しんでいただければと思います^^

小松菜

鉄分やカルシウムが豊富で家庭料理でもよくつかわれる小松菜。

実は日本が原産なんだそうです。中国から渡来してきたかぶが祖先と言われています。

小松菜は韓国で見たことがありません。

調べてみたところ、最近韓国でも一部で栽培しているようです。小松菜の漢字をそのまま翻訳して소송채(ソソンチェ)と呼ばれていますが、知っている人は一部だと思います。

ネットでは、「ビタミン」という名前で売られていました笑

生の状態で販売されているのはそれしか見つからなかったので(あとは種とか、日本産の乾燥小松菜)、生産者はごくわずかのようです。

水菜

サラダにしてもよし、冬は鍋に入れてもよしの水菜。

調べてみたら、京都原産の野菜だそうです。これは知りませんでした。

これも韓国では見たことがありません。

こちらも一部では栽培されているようで、경수채(京水菜)という名前で売られていました。

ネットには、種も売られていましたのでもし韓国在住の方で「水菜が食べたい!けどネットで買うのは高いな…」という方はベランダ栽培してみるのもありかもしれません。

モロヘイヤ

大学に入って1人暮らしを始めてからあまり食べなくなりましたが、夏になるとふと思い出すのがモロヘイヤ。

独特のぬめりが美味しくて栄養もたっぷりな野菜ですが、こちらも韓国では見たことがありません。

ネットで調べると、モロヘイヤのサプリ(それも日本のサプリ)は出てきましたがモロヘイヤそのものは出てきませんでした。

まだ栽培・販売している農家さんはないのかもしれません。

鶏ひき肉

日本の食卓では大活躍の鶏ひき肉。

韓国のマートやスーパーでは丸ごとの(サムゲタンとか丸焼き用の)鶏肉は売っていますが、鶏のひき肉は売っていません。

ネットでは、キューブ状に小分けにされた少量タイプ(主に離乳食用と思われます)と、1㎏の大容量タイプ(業務用??)の2種類が主でした。どちらも冷凍です。

韓国と日本は近いし食文化も似ている部分が多いですが、一般的に売られているお肉のサイズ感や厚みなど細かいところはやはり違うので、外国は外国だなと感じるところです。

筆者(toko)
筆者(toko)

そういうわけで韓国に来てからの8年間、鶏ひき肉を使った料理は1回もしていません。

舞茸

しいたけやエノキ、エリンギ、しめじは普通にありますが…

舞茸は見たことがありません。舞茸が特別好き!ってわけではないですが、手に入らないとなると食べたくなるというか…

調べてみると、ネットでは売られていました!

韓国語では잎새버섯(イプセボソッ)というようです。

カンウォンドで多く栽培されているようですので、もしかしたらカンウォンドのスーパーや市場では普通に並んでいるんでしょうか?

シソ(大葉)

シソ、好きなんですよね~!あの独特の風味、たまりません。

シソと見た目が似ているのがエゴマの葉。韓国ではかなりメジャーな野菜で、サムギョプサルを巻いて食べたりナムルとして食べたり、大量に束になって売られています。

しかし味は全然違います。エゴマの葉も独特の風味なんですが、シソとはまた違った方向性というか…

日本人も韓国人も、お互い好みが分かれるのがシソとエゴマの葉です。

見た目で言うと、エゴマの葉はシソよりも大きめ(サイズはいろいろなので小さいのもありますが)で、厚みも少しあるので全体的にエゴマの葉の方が強い見た目です。

エゴマの葉

韓国でもシソは栽培されているようで、ネットで調べるとたくさん出てきました。

マートでも、もしかしたらハーブ野菜系のコーナーに少量置いてあることもあるかもしれません。(最寄りのマートでは見たことがありませんでした)

ミョウガ

ミョウガも薬味としていい風味を出してくれますよね。

調べたところ、食用として栽培しているのは日本だけだそうです。

中国では主に漢方薬に使われるんだとか。

韓国では、양하(ヤンハ)という名前で(おそらく茗荷の韓国語読み)ネットで売っているところも少しありました。

シソに比べるとだいぶ少なかったですが、手に入れることはできます。

在韓日本人のコミュニティーで、数年前に「韓国でもミョウガが買えるよ!」と話題になっていたことを思い出しました。

在住歴が長くなるとこういう手に入りにくいものが恋しくなるので、ありがたいですね。

サヤエンドウ、スナップエンドウ

料理のいろどりに役立つサヤエンドウやスナップエンドウ、地味に好きなんですが、これも見たことがありません。

ネットで調べても、海外から取り寄せ(しかも種)しかありませんでした。

そもそもサヤエンドウやスナップエンドウはエンドウ豆の若いやつなので、韓国では完全に成長させて中の豆を食べる(グリーンピース)のみなのかなと思います。

カブ

カブはたまーに市場などで見かけることもありますが、メジャーな野菜ではありません。

韓国語では순무(スンム)と呼ばれています。

スンムは江華島(カンファド)で有名らしく、紫っぽいものや黄色っぽいものもありました。

ちくわ

ちくわっぽいものは韓国にもあります。でもなんか違う!

サイズも大きいし味も薄いし…あと若干パサパサ。

基本的に韓国でちくわを食べるのはオデンタン(練り物のスープ)ぐらいなので、そんな感じがちょうどいいのかもしれません。

切ったキュウリやチーズを入れてそのままお弁当やおつまみにしたい!なんだったら作ってる途中に1本くらいそのままつまみ食いしたい!

それと、ちくわの磯部揚げが恋しすぎます。

厚揚げ

日本は絹ごし豆腐、木綿豆腐、焼き豆腐に厚揚げが豆腐コーナーの一般的なラインナップではないでしょうか。

韓国は、スンドゥブ(袋入り)、絹ごし豆腐(ちょっとだけ)、木綿豆腐(焼き料理用/チゲ用/兼用)、硬めの田舎豆腐

って感じで、豆腐コーナーのほぼすべてが木綿豆腐で占められています。

ネットでは、冷凍で1㎏単位で売られている中国の厚揚げみたいなものがありました。

調べると2010年ごろから、풀무원(プルムウォン)という食品メーカーから「コソアゲ」という厚揚げっぽい商品が販売されていたようですが、廃盤になったようです涙

ちなみにコソアゲのコソは韓国語で香ばしいという意味です。

枝豆

生の枝豆はネットでも見つけられませんでした。(もしかしてまだ季節じゃないのかな?)

ですが、冷凍の枝豆は業務系マートやネットで手に入ります。Emart系列のノーブランド商品もあるようです。

やっぱり夏は枝豆とビールでしょ!

という方は、冷凍であれば手に入るのでぜひお試しあれ。

オクラ

オクラは、枝豆と同じような冷凍のものも業務系マートやネットで手に入りますし、季節になると500gとか1㎏単位でネットで販売している農家さん、野菜卸さんがいますので韓国でも生のオクラが手に入ります

ただ、普通のマートや八百屋さんには置いていないことがほどんどなので日本ほどメジャーではありません。

オクラって意外とすぐ痛むので、日本では10本そこそこで売っていると思いますが…

筆者(toko)
筆者(toko)

せっかくネットで注文するなら1㎏でしょ!

と欲張って大量に購入すると、食べきれなくて残りは結局冷凍することになり、

冷凍庫に入れたら最後、忘れ去られて去年のオクラがまだある…ということになります。(私)

里芋

里芋はマートではあまり見かけません。が、季節になると八百屋さんや市場には並んでいます

なのでそこまで珍しい、手に入りにくいというわけではありませんが、日本ほどなじみのある野菜ではないようです。

以前どこかで見たのですが、韓国の男性アイドルがTWICEの日本人メンバーサナさんに「え?里芋知ってるの?食べたことあるの?」と珍しそうに聞いていたような記憶があります。

私は、お義母さんから何度か토란국(トランクッ)という里芋のスープをいただいたことがあります。

里芋がゴロゴロ入っていて、エゴマの粉がたっぷり入ったスープでした^^

ピーマン

韓国では圧倒的にパプリカ派!!

マートでもパプリカコーナーは大きいのにピーマンコーナーは隅の方に少しだけ(しかもパプリカの隣でもない)

マートにも売られているので手に入れやすくはあるのですが、夏になっても値段が下がらずほぼ1個150円とかぐらいです。

サイズは確かにパプリカサイズで大きいですが…

ですので、私の場合値段の面で手が出しづらいです笑

売れ残って割引になっているときだけ喜んで買っています。


以上、韓国で手に入りにくい食材15選をまとめてみました。

調べてみると、意外とネットで購入できるものが多く、本当に手に入らなさそうなのは

モロヘイヤとサヤエンドウ/スナップエンドウぐらいでしたね。

日本と韓国はお隣ということもあって、食に関しては似ている部分も多く、外国に住んでいるからこその食の苦労みたいなものはほぼありません。

アメリカやヨーロッパなど遠い国にお住いの方は、お米や醤油、お味噌なんかを手に入れるのも一苦労なんてこともあるでしょうから…

そういう意味ではとても楽だなぁと感じています。

また、韓国ではまだまだ珍しい野菜でも、一部で育てている農家さんがいてネットで購入できるというのはありがたい時代だと思います^^

韓国は配達が速いので野菜も気軽に注文できます。

次回は、意外に韓国で手に入る日本の食材、調味料についてまとめてみたいと思います!

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